by 八妙会HP管理人

CSMA/CD

Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection

ブロードキャスト型LAN媒体における通信モデルの1つ。複数のノードが衝突を起こさずに(もしくはなるべく起こさないようにして)通信するための方法。Ethernetなどで使用されている。 データを送信したいノードは、まず、現在通信が行われているかどうかを確認する(これをCarrier Senseという)。もし通信中ならそれが終わるまで待つ。通信が終われば、送信したい各ノードがデータ送信を開始する。このとき、どのノードも対等に送信する権利を持つところからMultiple Accessという。 もし複数のノードが(ほぼ)同時に送信を始めたとすると、送信されたデータはケーブル上のどこかで衝突することになる。このため、送信するノードは信号を送る時、同時にケーブル上の信号も監視していて、衝突によってデータパケットが壊れていれば(Collision Detectionすれば)、ただちにジャミング信号を一定時間送ってから送信を中止する。ジャミング信号は、衝突検出を確実にするための特別な信号である。 その後、送信をしようとしていたノードは、ある「ランダムな」時間待った後、再度送信を試みる。15回再送信を行なっても衝突が発生した場合、送信は失敗したとみなして、あとは上位層での再試行にまかせる。

  Last Update : 2002/07/04